やりすぎおえかき

紫キャベツの実験:色の変化で酸性・アルカリ性を調べよう

おうちでできる科学実験

酸性かアルカリ性か、色で教えてくれる紫の液

紫キャベツの液は、天然の指示薬です。紫色の色素は、お酢やレモン汁のような酸性のものでピンクから赤に、中性では紫のまま、重曹やせっけんのようなアルカリ性のもので青、そして緑に変わります。色素の形が、酸性・アルカリ性の強さで変わるからです。

  • 6歳から
  • 30分
  • お湯は大人が
紫キャベツ液を並んだコップに注ぐ画家の手描きのイラスト。コップの色はピンクから紫、青、緑へと変わる。そばにレモンと重曹。

ひとめでわかる

年齢
6〜10歳(小さい子は注いだり、色の名前を言ったりが大好き)
時間
30分(うち15〜20分はつけておく時間)
汚れ
ふつう:液はシミになります
大人の手
必要。包丁と、わかしたてのお湯
用意する物
紫キャベツ4分の1個、コップ、台所にある物(数百円ほど)
画面/本物
どちらでも。ただし漂白剤は画面の中だけ

やりすぎおえかきの紫キャベツ

これは、このアプリを代表する科学です。そして、ぜんぶ無料です。

  • 「じっけん」 のタブで 「むらさきキャベツの しる」 を選び、紫のしまを描きます。1本に 「おす」 をたらすとピンクに。別の1本に 「じゅうそう」 をふると青、そして緑に。「しょっきよう せんざい」 を少しつけると、青から青緑に。

  • または、「じかん」のタブの 「むらさき キャベツじるに つける」 を押すと、紙全体が紫にしみて、乾くと自分だけのpH試験紙になります。「レモンの あぶりだし」、お酢、せっけん、重曹で描くと、色がぱっと広がります。

  • 「キッチン」の「うすぎり」から、紫キャベツ と レモン の輪切りを並べて置いてみましょう。汁が出会ったところで何が起こるかな?

  • 漂白剤 は、紫を黄色に変えてから、色素をこわしてしまいます。これは画面の中だけ。家で漂白剤を試すのは、ぜったいにやめましょう。

色は本物の紫キャベツの色の表どおりに、pHを1つずつたどって変わり、その場で変化するので、しまをピンクから紫へ、そして緑へと押しもどすこともできます。台所のほかの物も指示薬になります。マスタードはせっけんで赤くなり、紅茶はレモンで色がうすくなります。

ベレー帽にゴーグルをのせた画家が、しまもようの泡があふれるボトルを観察する手描きのイラスト。ピンクと緑のコップの紫キャベツ液と、シュワシュワ泡立つ重曹も。

紫キャベツの色の表

コップを赤から緑の順に並べると、pHのものさしのできあがり。だいたい、こんな感じです。

pH 1〜3

赤〜ピンクがかった赤

強い酸性:たっぷりのお酢、レモン汁。

pH 4〜6

ピンク

弱い酸性:少しのお酢、炭酸水、りんごジュース。

pH 7

紫

中性:水道水、牛乳。

pH 8〜9

青

弱いアルカリ性:卵の白身、少しのせっけん。

pH 10

青緑

せっけん水、重曹をとかした水。

pH 11〜12

緑

少しの水にたっぷりの重曹。

pH 13

黄色

漂白剤など、とても強いアルカリ性。画面の中だけ。

本物でやってみよう

紫キャベツの液を作って、調べてみよう

用意する物

  • 紫キャベツ4分の1個

  • 熱に強いボウルかピッチャー、やかんか電気ケトル、ざる

  • 透明なコップかびん6個以上と、小さじ

  • 調べる物:お酢、レモン汁、水にとかした重曹、せっけん水か食器用洗剤、水道水、牛乳

  • 名前を書くラベルか付せん

  • 汚れてもいい服かエプロン(液はシミになります)

調べてはいけない物: 漂白剤、カビ取り剤、パイプ用洗剤など、すべての掃除用の洗剤。

  1. きざんで、お湯につける

    大人がキャベツを小さくきざんでボウルに入れ、わかしたてのお湯を注ぎます。

  2. 濃い紫になるまで待つ

    15〜20分、お湯が濃い紫になって冷めるまで置いておきます。

  3. 液をこす

    ざるでこします。紫の液が指示薬です。キャベツは、みそ汁やスープの具にして食べられます。

  4. コップに注いで、名前を書く

    それぞれのコップに液を数センチ注ぎ、調べる物の名前を書きます。くらべるために、何も入れないコップも1つ用意しましょう。

  5. 予想して、入れる

    それぞれ何色になるか予想してから、1つのコップに1つずつ、小さじ1杯入れてまぜます。色が変わるのを見てみましょう。

  6. 並べる

    コップを赤から紫、緑の順に並べます。自分だけのpHのものさしのできあがり。

おまけ

自分でpH試験紙を作ろう

コーヒーフィルターやキッチンペーパーを細長く切って、濃い紫キャベツの液にひたし、平らにして乾かします。アプリの 「むらさき キャベツじるに つける」 と同じ、紫の試験紙のできあがり。レモン汁、お酢、重曹水をつけた綿棒で描いたり、レモン汁でひみつの手紙を書いたりすると、書いたそばからピンクに変わります。2回ひたすと、もっと濃い紫になります。

子どもむけ

キャベツの紫は、色が変わる色なんだ。レモンやお酢みたいなすっぱいものでピンクに、重曹やせっけんみたいなぬるぬるしたもので青や緑になるよ。

紫キャベツの色が変わるわけ

大人の方へ。 色のもとはアントシアニンで、ブルーベリー、赤ぶどう、赤たまねぎの皮をこい色にしているのと同じ仲間の色素です。アントシアニンの分子は、まわりの酸性の強さによって水素イオンをもらったり手放したりし、形ごとに光の吸収のしかたがちがいます。酸性(pHが低い)で赤、中性(pH 7)あたりで紫、アルカリ性が強くなる(pHが高い)につれて青から緑。pH 13くらいのとても強いアルカリ性では黄色になり、分子がこわれはじめます。だから漂白剤は液を黄色にし、やがて無色にします。酸性とアルカリ性の強さは0〜14のpHで表し、液がそのどこにあるかを色で示すものを指示薬といいます。学校で使うリトマス紙やBTB液も、指示薬の仲間です。

予想して、次はこれを試そう

2つのコップをまぜる

ピンクのお酢のコップを、緑の重曹のコップに注いでみよう。何色になる?ほかに何が起こる?

ほかの紫の食べ物

ブルーベリーを数粒、水の中でつぶしてみよう。その汁も、キャベツみたいに色が変わる?

歯みがき粉や炭酸水は?

まず予想。酸性?アルカリ性?それから調べてみよう。

試験紙に日光を

アプリで、紫キャベツの紙を「ひなたで 1しゅうかん」置いてみよう。紫はどうなる?

先生方へ

授業で紫キャベツを

学習指導要領の6年「水溶液の性質」(水溶液には酸性、アルカリ性、中性のものがある)にそのまま合う実験です。リトマス紙で調べたあとに、身近な紫キャベツでも同じ仲間分けができることを確かめると、理解が深まります。夏休みの自由研究の定番でもあります。電子黒板では、教室ではできない1つの実験、漂白剤で液が黄色になるようすを、漂白剤と酸性の物をまぜてはいけない(「まぜるな危険」)という安全のメッセージといっしょに見せられます。

紫キャベツの実験の質問

紫キャベツの液は、なぜ色が変わるのですか?

紫の色素アントシアニンが、まわりの酸性・アルカリ性の強さで形を変え、形ごとにちがう色に見えるからです。酸性で赤やピンク、中性で紫、アルカリ性で青や緑になります。

お酢を入れると何色になりますか?

ピンクから赤です。お酢は酸性で、たくさん入れるほど赤くなります。レモン汁も同じです。

重曹を入れると何色になりますか?

青緑から緑です。重曹はアルカリ性で、増やすほど緑になります。

漂白剤を入れると黄色になるのはなぜ?

漂白剤はとても強いアルカリ性で、色素そのものもこわすので、液は黄色になってから色がうすくなります。家では決して試さないでください。やりすぎおえかきの画面なら、安全に見られます。

自由研究にするなら、どうまとめればいいですか?

調べた物ごとに「予想した色」と「なった色」を表にし、コップを並べた写真をはりましょう。酸性・中性・アルカリ性に仲間分けして、身のまわりの物でわかったことを書くとまとまります。

紙をひたして、酸性の物で描こう

「じかん」のタブの「むらさき キャベツじるに つける」。それから「じっけん」のタブで、お酢と重曹を手に取って。